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軍手の選び方と使い方|現場や作業内容に合わせて選ぶのが鍵
草取りや簡単な取り付けといった軽作業から、工具や機械を使った作業まで、軍手はさまざまなシーンで活用される、とても身近なアイテムです。でも、軍手にも多様な種類があるのをご存じですか? 素材の違い、厚さ、編み目、付加機能などによって、その用途も大きく変わります。軍手ならなんでも良いわけではありません、間違って選んでしまうと大きなケガにつながる可能性もあるので要注意です。正しく選んで、正しい用途で使用して、安全な作業を実現してください!
軍手とは?
軍手の基礎知識
軍手とは、主に白色の作業用手袋のことを指します。切り傷、擦り傷といった作業時のけが防止用に着用します。
一般に広く普及している素材はメリヤス製です。太い白の木綿糸で編んでつくられ、伸縮性がある・左右の区別なく使える・丈夫そして安価といった特徴を持っています。そのため使い捨ててもコスト的に負荷がかかりにくいのも選ばれる理由です。
ほかにも丸洗いできることや、防寒性があるといったメリットも持っています。
軍手の種類
軍手には用途などに合わせていくつかの種類があります。
■ 薄手
使い勝手が良く、軽い作業向けです。
■ 厚手
・純綿軍手
綿100%で、吸湿性が高く、また高熱物に接触した際に溶解せずに焦げるという特徴があります。
やけど被害を軽減してくれます。
・特紡軍手
最も一般的なタイプです。
・シノ軍手
目詰まりがよくソフトで、風合いに優れています。埃や木くずが舞うような作業に適しています。
・混紡軍手
綿と化繊が混紡されているものです。
・すべり止め軍手
手の平の部分に、ゴム斑点などのすべり止め加工がされています。通常の軍手に比べ、握ったときの保持力に優れています。
・リサイクル軍手
衣料品から再生した綿糸で製造されたものです。形と性能は通常の軍手と同じですが、元の衣料品の色が残っているため、さまざまな柄がついていることがあります。
軍手の選び方
メーカーで選ぶ
軍手を使用する際のポイント
現場や作業内容に合わせて使用する
軍手であれば何を使っても同じというわけではありません。現場や作業内容によって、不向きなものがあるのです。それぞれに向き不向きがあるので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
火を扱う現場ではすべり止め軍手を使用しない
熱い物に触るとやけどのおそれがあるので、すべり止めのないタイプを選びます。
回転部分のある道具(ドリルなど)を使った作業時は軍手を着用しない
布地が回転部に巻き込まれてけがにつながる危険性があります。回転部分を持つ道具を使う作業時には軍手は使わないようにしましょう。
使用後にメンテナンスを行う
安全に使用するために、使用後にお手入れをすることをオススメします。
作業後に裏返して汗を乾かす
使用する度に洗濯することが望ましいです。作業によって汗をかいているため、放置しておくとイヤな臭いが発生するおそれがあります。
泥や埃は洗濯石鹸をつけて手洗いする
泥や埃は傷みの原因にもなるので、きちんと落とすようにしましょう。大量に洗濯する場合には、洗濯機を使用すると便利です。
用途に合わせた軍手をしっかり選んで、安全な作業を!
軍手はとても身近な作業用ツールの一つです。さまざまな作業の際に使うことができて、手を汚れやケガから守ってくれます。
しかし、用途に合わない軍手を選んでしまうと、逆に危険なことも。便利なすべり止め付き軍手でも、火の近くで使用する際にはそのすべり止め部分が燃えやすく危険です。また回転する工具を使用する際には巻き込みの危険性もあるので要注意です。
必ず使用シーンや目的に合わせた軍手をセレクトして使うようにしてください。そして作業後には次の作業に向けて、しっかりとお手入れも忘れずに! そうすれば、より安全に作業ができます!



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